土地購入の失敗談02 〜思ったイメージの外観ができない!
Cさんの失敗
「長年、夢にまで見た素敵なお家を建てる為に買った土地なのに…」
Cさんの奥様は、長年思い描かれていた家の外観イメージがありました。
それは、南フランス風の外観で、素焼きのS瓦を乗せた三角お屋根のお家でした。
土地を選ぶ時も、ちゃーんとそのイメージを伝えて住宅屋さんに見てもらいました。
もちろん設計の打ち合わせの時も、外観の要望をしーっかりと住宅屋さんに伝えて、外観も含めた設計図を心待ちにしていました。
そして、でき上がった綺麗なカラーの設計図。
なぜかシックリきません。
確かに、要望した通り外壁は淡い黄色、屋根も三角屋根でS瓦がのっている。
しかし…、どうも自分が描いていたイメージとは違うのです。
「どうして???」
「あ、窓だ! 窓が全部小さくて、数が少ないから、ノッペリした外観に見えるんだ!」
どうしてこうなってしまったのか?
Cさんが買った土地は、残念ながら北向きの土地だったのです。
奥様が、長年 住宅雑誌などでウットリ眺めていた外観写真は、全て南向きの家だったのですね。
つまり、住宅屋さんは、「奥さんの言う『淡い黄色の外観に三角屋根でS瓦』はできる」と。
で、確かにそうはなっている。
でも、「北向き故に「窓は小さく、数も最小限」に。結果、Cさんの奥様が長年描いてきたイメージとはまったく違ったものになってしまったということなのです。
●北向きの土地には、北向きの家しか建ちません。
理想の外観があるのなら、その家を建てることができる土地を選ばないとダメです。例え土地を選ぶ段階で、理想の外観がなかったとしても、それは、"まったく気にしない"のそれとも"土地を買う段階では判らない"のかで大違いです。
"気にしない"のなら、問題はないのですが、"土地を買う段階では判らない"のなら、「どんな土地には、どんな家が建つのか」という知識が事前に必要になります。それは、部屋の配置=間取りだけではなく、Cさんのケースのように外観のイメージにも大きく影響してくることも少なくないからです。
こようなケースのように、「思ったイメージの家ができないんです!」と、いつもすでに土地を購入されてから駆け込んでこられることがとても多いのです。
土地を購入してしまってからでは、もう手の打ちようがないのです。
「土地を選ぶ時に、言ってくれていたら…」と、心の中でつぶやくしかありません。
■土地を選ぶ(決める)時は、信頼のおける設計士や住宅屋さんのチェックは必須
私たちの仕事=「デザイン・設計・建築工事」といのは、皆さんどうしても「まず土地が決まってから相談するもの」だと思われていることが多いのですが…。何度もお話しているように、それでは「後悔先に立たず」です。
土地を買われる時は、必ず信頼のおける住宅屋さんに事前にチェックしてもらいましょう!
そういう業者さんがいない場合は、いつでも私たちに声を掛けてみてください。
「まだ設計や工事をお願いするかどうかもわからないのに悪い」なんて思って頂かなくて結構です。私たちは、いつも土地購入や住宅購入の相談を受けていますし、相談された結果「マンションにされた方がいいですね」ということや「まだ慌てて決めるのではなく、じっくりと理想の家を建てられる土地を探しましょう」という結論になることの方が多いのですから。
先のケースのように、土地を買われてから相談されても、どうすることもできないという状態が、私たちにもお客さん自身にとってもいちばん困ったケースになってしまうのですから。


