これまでお話ししてきたように、不動産屋さんの役割は、土地を仲介すること、つまり「土地を売ること」が目的です。もちろん、法律上の規制に関してウソをついたり、話が違っているようなケースは論外として…、あたなの立場に立って、できる範囲で適切なアドバイスをしてくれる不動産屋さんもたくさんいます。
また「ただ土地を売らんが為」だけで、都合良く土地の購入を勧める不動産屋さんが多いことも事実です。
現実には、土地を売ることを本来の目的としている不動産屋さんは、家を建てる側の立場に立って詳細なプランを想定することはほとんどないと言ってもよいかもしれません。…というか「できない」というのが実状なのです。
つまり、すべての不動産屋さんが「売ることしか考えていない」というのではなく、その土地における家のプランの想定は、ある意味不動産屋さんの仕事の範疇外だということです。
一方、住宅屋さんの役割は、「家を建てること」。つまり「建ててなんぼ」です。
あなたやあなたの家族のためではなく、「建てんが為」だけで動く住宅屋さんはあなたに「いいかもしれない!」という土地の候補があれば、あなたの理想の家にとってマイナスとなる要素については見なかったことにして、ただただ「いいですねー!いい家が建ちますよ」と土地の購入を勧めるでしょう。
そして土地の購入が完了したら、あなたの要望を「ただただ採り入れただけの安易なプラン」(参照「あなたの夢を満たした家=理想の家、ナラズ」を作り、工事契約を急ぐ。これが「建てんが為の住宅屋さん」。
それはアカンで!
土地契約の前に、設計・工事契約の前に、しっかり認識しておきましょう、ね。
「売らんが為の不動産やさん」
詳細な家のプランや予算出しは範疇外。土地購入の前に、必ずどんな家がどれくらいの予算で建つのかを専門家にチェックしてもらった上で決めましょう。
「建てんが為の住宅屋さん」
プラン作りに際し、「あなたの要望をそのまんま」図面にして持参。プロならではの意見や提案、工夫がほとんどない「建てんが為の住宅屋さん」には要注意。


