| 2008年3月27日(木) |
先日、23歳のお若いご夫婦とお話をさせて頂きました。 とっても明るくて元気なご夫婦です。
そのお客様は、大阪市内で土地を買って注文住宅を建てたい。 というご希望でしたが、仮に20坪ぐらいの土地を買って、3階建ての家を建てたとしても、総額が4000万円を超えそうだという現実をご説明しました。 すると、「さすがに4000万円を超えると予算的にちょっとキビシいですう」 と、トーンダウン。
そして、数日後。 明るい声でお電話を頂きました。 「市内で中古マンションを買おうかと思っているのですが、どんなもんでしょうか?」また「買うとすれば、リフォームの事も相談に乗って欲しいし、不動産屋さんとの値段交渉の仕方についても色々と教えて欲しい」とのことでした。
そのマンションのオープンハウスにご一緒させて頂きました。 こんな物件でした。 築28年の110u(33坪)4LDKで、駅から徒歩5分のマンモスマンションで、価格は約1700万円とのこと。
物件価格が1700万円なら(値引きしてもらって)リフォームして諸費用を含めても2500万円以内には収まりそうです。 予算的には充分クリアします。しかも広い!さらに、奥様のご実家からも近い!
そして、お客様はキラキラした瞳でボクにお聞きになります。 「どう思います? あのマンション買うべきだと思いますか?」
私は、こんなお話をさせて頂きました。
『一生涯、住み続ける覚悟はありますか?』
あのマンションが築28年ということは、28年前の新築当初に購入−入居された方のほとんどが、今60歳前後と思われます。 そして、あなた方は、今23歳。
20年後のあのマンションを少し想像してみると・・・・ 入居者のほとんどの方が、80歳前後になります。 そうなると、色んな事情で売りに出される事も多くなるでしょう。
同じマンション内で売り物件が多くなると、自動的に売値(資産価値)は、ドンドン下がります。
『住み潰す』つもりなら、資産価値が下がっても関係ないのですが、 もし「やっぱり一戸建てに引越ししたい!」と思っちゃうかも。 と自信が無いのなら、将来売る時に大損されるかもしれません。 (賃貸マンションで家賃を払っている方がはるかに安くなります)
もっと悲観すれば、 同じマンションで売り物件が多くなっても、買う人がいる内はまだ良いのですが、供給過多(買いたい人よりも売りたい人が多くなる)になった時点で、売る事も出来なくなるし、住み続けたとしても空き部屋が増えていく事になります。
そうなると・・・物騒になるし、荒れてくるし、老朽化に伴う修繕もままならなくなるかも。
結局、そのお客様は、中古マンションを買うことを断念されました。 そして「大阪市内は諦めて、少し郊外に外れても土地を買って、注文住宅を建てることにしました! そのときは中元さんヨロシクね(安くしてね)」 と、やはり明るい声で仰っていました。。
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