このページでは、これまで後悔しない家づくり実践研究会がプロデュースしてきた作品を私、寳政克(たからまさかつ)が、それぞれの設計意図等を解説しながら紹介していきます。


 こだわりのBlack & White〜CUBE Style 02
2007年7月3日(火)
前回紹介した作品紹介のパート2です。

お施主さんのこだわりを整理してみました。(^-^)


【特徴・こだわり】

■外観デザイン
『家』というイメージではなく、無機質感な建築物という、ご要望でしたのでパーフェクトホワイトの吹き付けの『家』に。ブラックの金属サイディングの『キューブ』が2つ合体したイメージで、白と黒のコンビでパキッっと際立たせることで両方をを主張させました。
また、目障りな樋も、各々ダミーを1本づつ添えて、かつ、テッペンまで延長させることで、デザインに転化しました。

■玄関
あえてフロアーをポコッとはね出させ、通り土間のイメージを。飛び石に黒玉砂利をあしらいました。デザインの際、あらかじめ「掃除は苦労されますよ」と、申し添えましたが、迷うことなく採用頂きました。

■内装
全体的に色数が多くなって、雑味を出さないように神経を使う。
1階に関しては、基本的に白っぽい色と、こげ茶のコンビで外観同様にシャープなイメージを演出しました。
2階は、建具も造作材も白基調でまとめ、カーテンやベッドカバーでアクセントを。
ちなみに、コンセントやスイッチのプレートも金属製のシルバー色で統一。

■キッチンまわり
家事動線は、キッチンの奥に洗面室を配置して、台所と洗濯の距離は最短に。
キッチンで作業をしていても、タタミコーナーでお昼寝している赤ちゃんの様子が見られるように
キッチン横に木製のスリットを作りました。(そのスリットを木で作ったため、後に少しヤニが出てきましたが)


■照明
器具の出っ張りによって感じてしまう天井面の雑味を嫌って、ダウンライト主体でスッキリさせました。(各部屋の主照明も、ダウンライトを4つ集めてシーリングの代わりに、補助照明の
ダウンライトは、壁際に寄せて壁に陰影を演出)

■タタミコーナー
帖大と小さなものですが、完全にオープンにすることと、押入れを浮かす(吊押入れ)ことによって、狭さを感じさせないように。

■吹き抜け
南側に隣の家が迫っているので、冬の時期もリビングにしっかり採光を確保。
また、2階のセカンドリビングと空間をつなげ、家族の気配を感じられる家に。

■その他
1階トイレは、収納スペースをしっかり確保。手洗いカウンターは家具工事でオリジナルを。
浴室・洗面室は、背面に棚を設置。バスタオルやパジャマなどを放り込んで入浴できるように配慮。
主寝室は、ベッドの頭もとにニッチをしつらえ、照明も兼用とした。
トイレのペーパーホルダーやタオル掛け、手すりなどの小物も、千円単位のアップで、デザイン性を一気に上げることができます。



 こだわりのBlack & White〜CUBE Style 01
2007年6月20日(水)
【概要】
・大阪狭山市
・敷地面積 57坪
・延床面積 37坪
・ツーバイフォー工法

【間取り】
・1階:L+D+Kと、3帖のタタミコーナーと水廻り、リビング上部に4.5帖大の吹き抜け
・2階:主寝室+子供部屋2室と、セカンドリビングとトイレ

と、ごくごく一般的な総2階建ての家です。

【受注までの経緯】

賃貸マンションにお住まいで、一人目のお子様出産を機にご主人のご実家の庭の空いてるスペース(57坪)に新築を計画。
当研究会に出会うまでに、数社のハウスメーカーに提案を出してもらったが、「どこが気に入らないと、うまく口では云えないが、明らかに求めているデザインではない。また、そのデザインの共通認識を見ないまま、契約を迫られることに、納得がいかない」と計画は進まず。
そんな中、偶然ネット上で、当研究会のことを知られて、お問い合わせを頂く。
初回のプラン提案で、『これです。求めていたデザインは』と喜んで頂いたものの「コッチが納得するまで契約はしませんよ」と強く念を押される。2回目の見積りで納得頂きその場でご契約を頂きました。
お客様も、こんなに早く決まるとは思っておられなかったので、「こんなに早く決めちゃって良いのかなあ?でも設計もデザインの予算も問題ないもんねえ」と、笑顔で。

その後の打合せも、回数を重ねるごとに、どんどん細部のデザインが具体化していき、(予算もだいぶ上がってしまいましたが・・・)
「毎回、家の打合せの日が待ちどうしくてしょうがないんですよ」と、チラッと仰って頂いたときはホントにうれしかったことを覚えています。



 生活の中心を明るい2階に〜「ナチュラルテイストの家」
2005年8月19日(金)
南西の角に位置するK邸。テーマは、「やわらかい日射しが入る明るい家」、「自然な色合いの室内で、外観もそれに合わせて無垢なイメージ」。「人目を気にせずにリビングでゆったり過ごしたい」との要望からスタート。西側に大きなマンションが出来たため、プライバシー面も考慮。

そこで、生活の中心になるLDKと水回りを2階に配置することで採光面、プライバシー面の両方の基本的な問題を解消。対面キッチンを採用した一体感のあるリビングダイニングは、吹き上げ天井の窓からの採光もあって、開放感のある明るい空間となっている。

さらに急な雨でも洗濯物が濡れず、子供の遊び場にもなるインナーバルコニーを設置。
リビング横の和室もお子様の遊び場や、ゲストルームとして使われているのだとか。
くし引きの外壁で、ナチュラルで無垢なイメージを演出。
また1階には納戸やウォークインクローゼットを設けて収納も十分に確保。外部収納も設けており、使い勝手の良さにもこだわりました。


敷地面積:166.60m2(50.39坪)
延床面積:158.98m2(48.09坪坪)



 ゆとりと遊び心ある階段のある家
2005年8月4日(木)
お子様も手を放れ、ご夫婦が暮らしやすい住まいを要望されました。
設計者からの提案を元に検討を重ねて、より具体的な要望が見えてきたそうです。そんなやり取りから「幅1.3mのゆとりの階段」が生まれました。リビング内からの吹き抜けで、ステップの幅も広く取ったゆとりの空間に。上部には縦長の窓を設け、光と風が通るように配慮。「階段の上り下りが苦痛から楽しみに180度変わりました。1階と2階が近くなった気がします」と。「冬でも15度以下に下がることはほとんどないんです」と断熱性能にも満足です。

竣工年月:2004年10月
敷地面積:213.52 m2(64.58坪)
延床面積:152.24 m2(46.05坪)



 コントラストのある家
2005年2月23日(水)
神戸の郊外に立地するこの作品は、郊外ならではの自然の美しさを強調するよう、ブルーグレーのトーンと白を基調として、シャープな外観に仕上げてみました。
敷地が東西ニ面の道路に面しており、どちらの面から見ても壁や屋根の表情が、陽の光の動きに合わせて刻々と変化していくように演出しています。
また正方形の窓をリズミカルに配置したり、横長のサッシを配置することで、外観はもちろん室内空間からもアクセントになるようデザインしています。
玄関を入ると、デッキ部分が正面に広がり、こののびやかな空間がこの住まいの印象をさらにゆとりの印象を与えてくれます。


【設計概要】
・竣工年月:2004年6月
・敷地面積:248.23m2(75.08坪)
・延床面積:113.85m2(34.43坪)



 美しい自然環境とシンプルモダンが調和する住まい
2005年1月24日(月)
美しい自然環境に囲まれた開発地の中の一戸建ての住まい。
東側には一段下がって遊歩道があり、しかもそこは緩やかな傾斜地になっていて開放感ある眺望が拡がっている敷地でした。
お客さまが気に入られたポイントです。
プランにあたっては、その眺望を活かすため、LDKからデッキへと広がりのある空間を作ることでより開放感のあるものにしました。
さらに、その開放的なスペースは、一枚の大きな引き戸で間仕切ることとのできる和室へも続き、家族みんなが心地よく過ごすことのできる空間に仕上げました。
一方で、家族それぞれの時間を大切にできるよう、各々のプライベートスペースを確保。キッチンのそばの一角にはカウンターを設け、奥様のスペースとして収納も設けています。
2階は、ウオークインクロゼットのある主寝室。子ども部屋は将来を考慮して2部屋に間仕切ることを想定しています。
外観は、周りの環境との調和をを持たせたシンプルでモダンなデザイン。
2階の書斎に丸い窓を設け(写真2階左)建物全体のアクセントにしています。
その他、吹き抜けの玄関、シューズインクローゼット、ホール横収納など、シンプルなデザインの中に、機能的でのびのびと暮らすことのできるさまざまな工夫をこらしています。


【設計概要】
・竣工年月:2004年7月
・家族構成:夫婦+子ども2人
・敷地面積:183.57m2(55.52坪)
・延床面積:144.07m2(43.58坪)

※主な設備:温水床暖房、ミストサウナ付ドライ&ミスト、浴室乾燥機、ガス発電・給湯冷暖房システム等



 光と風を運ぶ住まい
2004年12月20日(月)
この家をデザインするにあたって考えたのは、南向きの恵まれた敷地条件を最大限に活かすことでした。
中庭(デッキ)部分に大きな開口を設けることで、プライバシーを保ちながら住まい全体に光と風を採り入れるように配慮しています。
1階のリビングには、『土間』をイメージしたインナーテラスを設けて、外部空間と室内の連続性を演出。さらにダイニングキッチンとの間に、「光を通しながら、視角を遮る間仕切り」を設けています。
和室は、『静』の空間と位置づけ、独立性に配慮した間取りとしています。
2階の主寝室、2つの6帖にはゆったりとした収納を設け機能的なつくりにしています。
緑豊かな環境に映えるシンプル&スタイリッシュな外観でまとめてみました。

【設計概要】
・竣工年月:2003年9月
・家族構成:夫婦2人
・敷地面積:201.69m2(61.01坪)
・延床面積:132.58m2(40.01坪)







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