●部屋があまっているのに、収納が欲しい。その2
まずはアドバイス。土地も費用も十分あるんだっていうんなら、話は別ですが。
余分なお部屋の他に、収納を増やしたい場合「そのスペースの必要性」と「コスト」という現実を何度もチェックしておくことをオススメします。
一般的な居室と、収納という機能を持つ押入れなどの収納スペースでは、同じ面積であっても建築費用が異なるからです。
パッと見ただけでも、居室と収納スペースでは、柱や床材、壁材、壁の数などが違います。
仕上げの手間もまったく違います。
流行のクローゼットでは、棚、引き出し、ハンガーパイプ、壁紙でキレイに仕上げます。
これも、居室とは別の材料を取り入れることになりますから、費用が違ってきます。
こんなふうにお話を進める中で、お施主様には、いろんなことを選んでもらったり、決めていただく場面がでてきます。
さて、大雑把なコストを見積もるのに、坪単価を持ち出されることが多いです。
チラシ上でもよく目にしますね。坪単価40万円とか60万円とか、おうちによっていろいろです。
ここで、1坪分の押入れを1つ設けるからといって、建築費用が坪単価分の40万円アップするかというと、そういうことではないんです。
坪単価については、以前の「価格のヒミツ」の第一話でもお話させてもらいました。
少し、おさらいしてみましょうか・・・・・・
後になって「こんなはずじゃなかった・・・!!」がなくなったり、
逆に「あら、コレだけの費用で作れちゃうのね。」があるかもしれません。
坪単価は、家一軒の一坪あたりの建築価格の目安です。
一般的には、建築価格÷延床面積(坪数)=建物の坪単価 という計算で算出されます。
建築材料、仕上げ材、間取り、敷地など、1つ1つのおうちは条件が違います。
床材一つにしても、デザイン、色、木目、厚さ、キズが付きにくい加工がしてあるもの、耐水性が高いもの、音が響きにくいもの、などいろいろで、価格帯の幅も広くなります。
ですから、坪単価は、「チラシなどに表示されているおうちの坪単価」であって、「あなたがこれから建てるおうちの坪単価」ではないのです。
でも、建てたい家のグレードを決めておくと、目安としては便利な数字です。
規格化された住宅などでは比較的正確な目安となります。
自動車などと同じ考え方で、ある程度のベースプランを決めておいて後はオプション設定で決めていくやり方です。
坪単価60万円の家ならば、ご提示している建材もそれに見合った何種類かを用意し、その中からお施主さんに選んでもらって、坪単価60万円になるように家を建てていきます。
こういうやり方でプランする家を自由設計の家と呼んだりしています。
ですから、お施主様のご希望を、ご提示された費用でまかなえる場合もありますし、そうでない場合もあるということは、頭の片隅に置いておいて欲しいと思います。
さて・・・いかがですか?
お部屋も収納スペースも、本当に増やしていいですか?
予算枠でどんなふうに調整できそうでしょう?
そして、くどいようですが、もう一度言います。
本当に必要なスペースなのでしょうか?
よ〜く考えられた上で、どうか坪単価だけで判断せずに、一声、ご相談されることをおすすめします。
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