ガーデニング・庭の話

狭い庭のコーディネイト術

先日、このホームページの質問コーナーに、こんなご質問を頂きました。

「特に狭い土地に合った庭木の選び方を知りたい」

近年、ガーデニングがブームになり、雑誌やテレビ等でもよくガーデニングがテーマに取り上げられていますね。それぞれ、確かにステキです。
でも、元々、広くて、立派な庭で、たっぷりと時間を掛けて育て上げているケースが多いように思います。住宅展示場などと同じで、「それは素敵だけど、現実的には。。。」というケースも少なくないようです。

このご質問のポイントは、“狭い土地”ということ。
大きな庭のスペースがあって、「庭をキャンバスにして、自由に絵を描く!」なんてケースは、そうそう多くはないでしょう。
現実問題として。。。特に、大阪などの都心部では、広ーーーい庭なんて、夢の夢なのかもしれませんね。。。
それでも、小さな空間を上手に活かすことで、あなたの家がずっと素敵に、立派なものにすることは、そんなにムツカシイことではないと思っています。
ここでは、「狭い庭」にポイントを絞って、上手なコーディネイトのポイントを紹介してみます。


【外観デザインの話】「家は、“家”ナラズ」の項でも述べたように、家づくりを考える中で、庭や玄関アプローチ等を工夫することで、家全体の見映えがずいぶんと違って来ます。


1.狭い庭を広く見せるポイント
まず、基本から。
狭い庭に、ベタッと一面の花壇を敷き詰めると、見た目は、絶対的な広さそのままの「狭っ苦しい庭」なってしましますね。
そこで、花壇の奥半分を一段高くして、花壇に奥行きを持たせることで、庭を広く見せることができます。またブロックやレンガ、木の囲い等を的な正方形や長方形など直線的なカタチでレイアウトするのではなく、R(アール:曲線)をとり入れることで、庭全体をやさしく、やわらかい印象を与えることも可能です。

2.シンボルツリーを
庭にメリハリをつけ、スッキリと見せる方法のひとつとして、シンボルツリーを置くというのがあります。
シンボルツリーとして、あなたの庭に大きな木を1本ドーン!と言いたいところですが、そうも行きませんね。m(__)m
それでも、庭に少し大き目の木を据えることで、庭全体が締まって見え、まわりに植えられた花や植木を引き立たせるにはとても効果があります。シンボルツリーにオススメなのは落葉樹。落葉樹は、新芽、花、紅葉、冬は樹形と、季節ごとに表情を持っていて、四季の変化を楽しむことができます。例えば、代表的な木が「シャラ」。これは、ほとんど手間がかからず庭木の定番とも言える木です。
常緑樹でも、「樫(かし)」などを3本ほどまとめて植えることで、圧迫感も少なく「森林っぽい」雰囲気を演出できます。

3.丈の違う草花を組み合せる
庭を美しく演出するためのもっともオーソドックスな方法のひとつとしては、手前側に植える草花を低く、奥に行くほど高く(または高い草花を)植えること。これは1でお話したことと同じ理屈ですね。
また壁や弊の前に造る花壇の場合は、手前・中間・奥と三段階くらいに分けると良いでしょう。四方から見える円形の花壇などの場合は、中央を高く、周辺を低くするのが基本です。

4.横着? 時間差攻撃!?
「毎日、アレやコレやと忙しい!」というのが、現代ニッポンの現実。最近は特に「とにかく手をかけないで、キレイな庭を造りたい!」という、“植えられる花や緑にとっては、誠に身勝手な(笑)”声をよく耳にします。
そんなあなたに、ワンポイントアドバイス。
まず、一度植えたら毎年勝手に育ってくれる“宿根草”。宿根草にも、春に咲くもの、夏に咲くもの、秋にきれいにるものなど、季節ごとに色んな種類がありますので、それらを上手く組み合わせて植えると、“季節の時間差攻撃”によって、一年中、結構キレイな庭を保つことができるのです。
“都市居住型多忙且横着的”あなたにオススメです。(^-^;

  • 花壇に段差をつけて立夏感&奥行きを。
  • シンボルツリーで庭のメリハリを。


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