家相・風水の話 その1

●主人の部屋を北に持っていくと早死にする?

いきなり物騒なタイトルですね。(笑)
「北〜北東に主人の部屋を置くと早死する」という話があります。本当でしょうか。
あなたの場合は、「そんな話は迷信やん!」派ですか?
それとも、「エ? ちょっと気になるわぁ・・・」派ですか?

私たちもこの家相風水については、色んな考えの方に出会いますし、メールでも質問を受けることがよくあります。
そこで家相風水について少しお話してみますが、あくまでも私の個人的な意見として聞いてくださいね。

間取りを考える際に優先するものは、人それぞれです。ですから、家相について「○先生命! その先生の言うことがすべて!!」と、入れ込んでいる方は別ですが、ちょっと気になる方には本を2〜3冊読んでみることをおススメしています。どの先生にも、共通する部分、まったく違う部分があります。

すべての先生が共通して悪いと言われることがあります。その中で、
「こうしたら住みやすい、だから、こうしておこうね。」
「こうしたら住みにくい、だから、やめておこうね。」
といった、長い年月からの経験上、根拠のある内容については、私も気にして見ています。たとえば、表鬼門、裏鬼門など。ところが、それに付随して、いろいろな説が出てきました。こう言い方をしては何ですが、その多くは、現実的ではなく、迷信的な印象を受けるというのが正直なところです。
そもそも家相というのは中国からの昔からの言い伝えのようなもの。季節風の向きによって間取りを決めていく1つの目安です。鬼門の北東、南西に玄関やトイレ、かまど、お風呂はタブーとされています。どうことかといいますと・・・・

冬は北東から風が吹いてきます。昔の中国では、トイレが家の外にありましたから、冬場、凍りついた中をトイレに向かうのは忍びない。
凍っていて、すべるかもしれません。危ないですね。また、急に寒いところに出たらカラダにもよくない。しかも、風上のトイレからの臭いが家に入り込むかもしれない。そこで、トイレの位置は北東ではまずいわけです。また、夏の風上は南西。日当たりのめちゃくちゃいいところのトイレ、想像してみてください。昔は水洗じゃないですから、衛生上よくないし、たまらなく臭い。かまどやお風呂も昔は、木で火をおこしていた。風上で、火をおこすと危ないですね。

ちなみに、万里の長城の方向は、北西〜南東に向かうラインです。中国から見て北東からのモンゴル、南西からの東南アジア諸国からの攻撃から我が国を守るのに、この方向に建てられたわけです。これは、ちょうど夏の風、冬の風をさえぎって、遮断する方向になっているんです。よく考えてつくられたものだと感心してしまいます。


こんなふうに、風水や家相については、どんな根拠か説明できるものは、しっかり参考しておきたいと思っています。家相だからといって、何でもかんでも取り入れるのは難しいというもの本当のところです。中国で生まれた家相を、土地が狭くて、風向き(冬:北西季節風、夏:南東季節風)も違う日本に持ってきて、すべてをそのまま当てはめるには、無理があるとは思っています。

だから、私が最低限注意しているのは、表鬼門、裏鬼門。そして、間取りを考える際には、家相よりも、使い勝手(動線、動きやすい、火事がしやすい)、採光(日当たり)、通風の3点を最も重要視しています。実際に住み始めてから、住みやすくて、使いやすい家がやっぱりいいですよ。

また、現代家相という考え方では、採光、通風を最も重視しているようです。中には、鬼門にお風呂、トイレはダメといわない先生もいます。トイレは、今は、ほとんどが水洗ですし(昔は、くみとりでした)、お風呂を沸かすにも便利になりましたから。

で、はじめに話を戻します。北向きの部屋が健康を害する原因になるか? 北側のお部屋は、一般的に日当たりが悪いし寒いしで、あまり良い条件とは言えないかもしれません。そんな部屋で、毎日ずうっと過ごしていたら、そういうこともあるのかもしれませんが、実際の生活では、あり得ない話です。だから、私はNOだと思います。根拠のない話です。北向きで寒いのなら、あたたかくなるように工夫すれば良いのではと思っています。

また、極端な話、すべての部屋を東南向けの5LDKにするなら、9階建ての家を建てることになります(WC、風呂含む)。そうすれば、誰が見ても家相のよい家となるでしょう。(当然、そういう家は、見たことがありませんよね。)

風水や家相の法則からひとつひとつの物件を見てみると、+(プラス)面ばかりではなく、どうしても+(マイナス)面が出て来ます。私個人的には、トータルでプラスマイナス0(ゼロ)になったら、それでいいのではないかと思っています。いいことが+3つあれば、あまりよくないこと3つで、プラスマイナス0、というふうに捉えられればと思っています。

さて、あなたは?



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