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 【先輩の声】

●それって、ちゃうんちゃう? これから建てる家は、誰の家ですか?

住宅の営業という仕事をさせて頂いてかれこれ10数年。 最近は、家を建てる人たちの年齢層が変って来ました。この頃は特に若い人、20代後半から、30代の人が家を建てるケースが本当に多くなって来ました。
いいことですよね。若いうちに家を建てると、自分で建てた家で暮らせる時間が長い!って当たり前ですが。ともあれ、金利や税金、土地の価格なんかも落ち着いたいい状況になって来ているのでしょうね。と、言いながら30代後半の私はまだ家を建てられていませんが……。
さて、今回のお話。
若い人が家を建てようということになると、どちらかの親から資金面での援助を受けることが多い。つまり、頭金をいくらか親に出してもらう。「うらやましい!」などと言って自分の親を恨んでいてはバチが当たりますね。
さて、晴れて資金計画も決まり、いよいよ家の計画がスタートします。
夢に満ちあふれた若い夫婦は、夢いっぱいのプランをアタマに描きながらも、「ここはどうすればいいかなぁ」などと、悩みはつきません。何しろ家を建てるのは、初めての体験なのですから当然のことです。

そこで登場するのが、親御さん。そこで多いのが、お金だけではなく、口も〜、というケース。
もちろん、新しい家には、お金を出した親御さんも一緒に住む、二世帯住宅なら当然です。
でも、同居ではなく、明るい未来を待っている若い夫婦と可愛い孫が暮らす家を建てようとしているケースでも同じなのです。
で、何が問題かと言いますと、「口を出すこと」ではなく、それらの意見に惑わされてしまう、「本人たち」。つまりこれから「自分たちの家を建てようとしている若い夫婦」なのです。

何しろ初めての経験ですから、何を基準にしていいのワカラナイ、どの話を信じて良いのかワカラナイ、となってしまうのです。
一方、少なくとも、おとーさん、おかーさんたちは、自分たちが育った現在の家を何十年も前に建てた経験がある。で、耳を傾ける。で、結局、わけがわからなくなってしまう。あげく、自分たちがこうしたい!と思っていたことと、おかーさんたちがこうした方が……、ということがゴチャ交ぜになった妥協の産物と化してしまう。

先輩の声に耳を傾けることは良いことです。これは間違いない!
でも、自分たちの考えをしっかりと持っておくこと。これが大切です。
あと、気を付けておきたいのは、「昔の住宅事情」と「今の住宅事情」は、随分状況が違ってきていること。
昔は、 特に30年も40年以上も前に建てた家は、多くの場合、地元の大工さんによって建てられたケースが多いはずです。
その頃の家の建て方というのは、「業者さん主導型」。つまり、施主の意見よりも大工さんが「ま、こうしておいた方がいいから」「こうしておきますよ」と、ある意味、「家の専門家である大工さんにお任せ」だったわけです。 現在のように、施主が「あーしたい」「こーしたい」という細かな要望を持ちようもなかった。

一方、今やライフスタイルも家族構成も、経済的な環境も変ってきている。また、家を建てようとした時、工法も、デザインも、設備も、ちょっとしたパーツ等も本当に多くの選択肢があってある意味自由に選ぶことができる。つまり「自分がこうしたい!」ということの大半は、実現できてしまうのです。

とは言っても、お金を出してもらってるし、親の顔も立てなきゃねぇ……。
現実はそうですよね。
そこで、親も含め、親戚などの「家づくりの先輩」の貴重なご意見を聞く時のヒケツを最後に。

先輩の声に、登場する言葉は、「昔、私たちがこの建てた時は……だった」とか「確か、そうだったはず」「そうだったと、思う」などなど、「だった」「はず」「思う」という言葉。つまり、昔の話。この3つの言葉が出た時には、「今はどうなのか?」ということを、自分で調べたり、業者に聞いたりしながら、ちゃーんと検証するクセをつけておきましょう。
反対に、「今でも、こうしておいて良かった」「今になって良いとわかった」などの「現時点での結論」は、うまく自分たちの家づくりに採り入れると良いでしょう。
長くなりましたが、「自分の家です。自分たちの思うように建てましょう!」。ね!



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