●バランス
「免震」「外断熱」「ソーラー」……、夢のマイホームを建てるなら、家族みんなが
安心して暮らせる家を建てるなら最高の家を建てたい!と思うのはとーぜんの話。
「テレビや住宅雑誌に出てるじゃないか。最新の○×性能や安心の△○住宅というヤ
ツ。ぜーんぶまとめて入れちゃおう!」なんて、
でもそれは「お金なんていくらでもある。とにかくイイものがあるのなら何でも採り
入れよう!」という人の言うセリフ。現実にはありえない。何度かお話していますが、
いくらお金をかけさえすれば「理想の家」ができるのかというと、そんなことはない
のです。
現実的に限られた予算の中での家作りで重要なのは「バランス」なのです。
どういうことかと言うと、例えば、「免震機能」は付いていないよりも付いている方
が安心ですね。また、「外断熱機能」があるとこれまた断熱効果に優れた家になる。
確かにその通りでしょう。
でも、とーぜんのことながらその分費用が高くなります。ある意味プラスアルファの
機能は、必ず「コスト」がかかって来ます。
ここで考えるのが「費用対効果」の問題ですよね? 要はそれだけのお金をかけて、
どれだけの効果があるのか、ということ。これが「バランス」。
また別の側面から見ると、こんな「バランス」もあります。
例えば、あるハウスメーカーの商品(A)があったとしますその家は、免震性能や
外断熱が“売り”だとします。とーぜん、地震に強く、断熱性能が高い安心で快適な
家になることを謳っているはずです。一方、外断熱でもなく、特別な免震機能もない
昔ながらの家を作り続けている棟梁が作る家(B)があったとします。
どちらが安心で快適な家なのか? そりゃぁ、「何でもかんでも付いている家の方が
安心で優れているだろう」と思われるのはとーぜんかもしれません。
でも、そうとは言い切れないのです。
というのは、例えば、(Aの家)の耐震技術は、「横揺れ」には優れた性能を発揮し
たとしても、もし「縦揺れ」にさほど大きな効果がないと、実際に縦揺れ型の地震が
来た時には意味がありません。逆に、(Bの家)では、代々その土地に住み、長年に
渡ってその土地の気候や自然環境を感じながら、どう作れば良いのか、工事にあたっ
てどこに注意を払えば良いのかを熟知していたとしたら、本当にその土地に合った家
を作り上げることができるわけです。もちろん自然が相手ですから、絶対とは言えま
せんが。
加えて、施工技術、つまり“いかに丁寧にしっかりとした工事をするのか”というこ
とも重要です。
いくら性能が高い材料やプランが用意されていても、いい加減な施工(手抜き工事的
な)をしてしまえば、せっかくの性能はまったく意味をなさないものになってしまい
ます。
要は、性能・機能だけに惑わされることなく、あなたが本当に必要としている機能や
空間、家作りに携わる「人」やその「姿勢」、また「納得の行く説明」等々、色んな
要素をバランス良く見極めていくことが大切だなのです。
誤解のないように 付け加えておきますと、「最新の技術・性能をもった家はあてに
ならない」ということを言っているのではありません。だって、うちも「最新の性能!
」なんて謳ったりしていますもの。(^-^;
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