●時間は、かかります!
工事が始まって、しばらくすると……。
「もっと早く完成できないか?」「やっぱり○月○日には、間に合わせたい」という
ような声をよく耳にします。
もちろん、営業担当からも「何とか、○月○日に竣工できないだろうか」ということ
も。
確かに、学校や、お休みの加減で、○日には引越をして、○日からは新しい家で新し
い生活をスタートさせたい!という思いはよーくわかります。
当然のことながら、始めの計画段階から、竣工日(完成する日)を決めて、それに向
けて、計画、設計し、工事に入るわけですが、計画段階で、予算や仕様がなかなか決
まらずに、最後に残された工程である「工事」にそのしわ寄せがくるのですね。(^-^;
でも、しかし……、工事には時間がかかるのです!
いや、かけるべきなのです!
家づくりの中で、もっとも重要な工程は、「工事の現場」です!
計画も設計も、ある意味、机の上の仕事。もちろん、設計の段階でしっかりと計画し
ていくことはとても大切です!
でも、実際に「家を建てる、「造る」のは、現場の仕事です。
工事(=現場の仕事)が、おろそかになるとしっかりとした家は建ちません!(切な
る現場の声です(^-^;)
私たち現場の者や職人さんたちが、いくら頑張っても、最低限の時間を要する工程が
必ずありますし、やっぱりセカされて慌てて造るとどうしても雑になってしまうこと
が出てくるのです。
例えば、プレハブの家のように、あらかじめ工場で造ってきたパーツをプラモデルの
ように現場で組み立てる、という場合は、ある程度融通もきくのでしょうが……。
(それでも、かかるものはかかります)
やっぱり、ひとつひとつ職人さんたちが、現場で木を削りながら造り上げていく木造
の家では、そうはいかないのです。
だから、私たち現場を預かる者としては、「できること」と「できないこと」はハッ
キリさせます!
もちろん、できる限りの努力はします。
でも、私たちが「できない!」ということは、できないのです。もしくは、もし仮に
無理をしてできたとしても、それは「してはいけないこと」だと思うのです。
計画段階で、「あーでもない。こーでもな」としっかり悩んで時間をかけて決めてい
くことは大切です。
でも、だからといって、「工期」「時間」を優先させて、「工事」にしわ寄せを持っ
てくるのはできる限り避けるようにしてください!
私たちも「できること」は精一杯やります。でも、「できないものはできません」
(「やってはいけないこと」はやりません!)
何だか、現場からのお願いみたいになってしまいましたが、家づくりにおいては、何
ごとにもゆとりを持って、取り組むことが最高の家をつくり上げるいちばん大切なポ
イントだと思うのです。
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