この家、本当に安いの!? 〜“安い”には必ず理由がある その2
前回は、『坪あたり○○万円!』というのは、本体価格であって、「家そのもののにかかる以外の費用」もぜーんぶひっくるめた“総額”で判断しましょう!というお話でした。
要は、家の本体価格は安いが、その分その他の費用が高い!=つまり同じ、という話。
さて今回はも少しつっこんで、純粋に家の本体価格(家そのもの)がまったく同じ仕様で、価格の差がある場合についてお話してみましょう。
メーカーが違うと仕様や設備などはまったく同じものとして比較することはできませんが、おおよそ“同程度のグレード(仕様)の家”として比較することはできます。
※この場合、外構などのその他の費用は除いた、家の本体価格だけの比較とします。
最初に、安い坪単価を売りにしているA社の間取りと仕様、設備があったとして、B社に対して「A社と同程度の仕様の家」を建てたらいくらになりますか?」と投げかけることはできる。つまり同じよーなグレードの家をA社、B社の二つを比較することはできるのです。ここでのポイントは、B社には、“A社の見積もり価格を告げないこと”です。それ(A社の価格)を先に言ってしまうと、必ず「A社さんより○○万円安くしますから、うちで!」となりますので。
そこで例えば…、50坪の家を建てるとしましょう。
●A社: 50坪×30万円/坪 = 1500万円
●B社: 50坪×40万円/坪 = 2000万円
と、坪当たり10万円! 額にして何と500万円の差が出たとします。
あたなはこの結果をB社に伝えます。
B社の答えは…。
「○○万円程度の勉強はできると思いますが、とてもとても1500万円に近づけるのは難しいです。」
要は、「うちではできません」ということ。
つまり、同程度のグレードの家を建てるのに、B社にとっては1500万円では採算が合わない、という判断です。
試しにC社にも同じことを投げかけてみたがB社と同じ答えだっとと。
では、この500万円の差は何なのか!?
なぜ、B社やC社ができないのに、A社はこの値段でできるのか??
その理由はこうです。
家を建てる材料や設備機器などは、仕入れ価格にそうそう大きな差はありません。あったとしても総額に占める割合はさほど大きくない。
そーすると何が違うのか!?
いちばん大きなものは人件費。営業マンの手間や工事をする大工さんや職人さんにかかる費用です。
つまり…、人件費を徹底的に抑えることで坪単価を下げる! ということになるわけです。
どういうことかと言うと。
【営業マンが動く時間を少なくする】
・契約が済んだら打合せ回数がめっきり少なくなる→打合せが密にできない!→細かな要望がかなわない。
・引渡したら終わり→アフタフォローが行き届かない。というか、できるだけしたくない。
【職人の手間を減らす】
・できるだけ“速く”工事を済ませたい!→丁寧さに欠ける。仕事がいい加減。
・できるだけ安い工事業者を使う→技術に劣る。
・少々の悪天候でも工事をする→乾かなくても仕上げてしまう→見た目は良いが中身は???
ということになるワヶです。
つまり、モノにかかる費用に大差がないとすればヒトにかかる手間を減らす、と。
結論!
“同程度のグレード(仕様)の家”でも他社よりはるかに安い金額で建てられるA社に、他社と同じ技術やサービスを求めてはイケマセン!と。
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