第二十五話 1棟建てた人。100棟建てた人。〜“身内の立場で”

“家は一生に一度の人生最大の買い物”。

これから家を建てる建てる人のほとんどがそうだと思います。
つまり、“一生に一度”で、“人生最大の買い物”にもかかわらず、いきなり“初め ての経験”になるわけです。
だからこそ、家を建てる時には、誰もが「失敗したくない!」「後悔したくない!」 「納得&満足できる家にしたい!」と思うのも当然の話です。

また一方で、だからこそ、家作りが始まると、その間ずーーーと「どうしたらエエん やろぉ?」「これでエエんやろかぁ?」「ホンマに大丈夫かいな!?」……等々という 思いが次から次へとあふれてくるのですね。
それに加えて、悲しいかな住宅業界の一部では、まだまだ施主さんの思いより何より 「契約優先!」「売上至上主義!」的なやり方をしている業者も少なくないのも事実 なので、なおさらです。

ひょっとすると、家作りとは、このような不安な思いをひとつづつ解消していくこと なのかもしれません。

話を戻しましょう。(^-^;

私たちが家作りに携わっていて、お客様からよくお聞きする言葉が、「友だちが家を 建てた時、『こうすると便利よぉ!』と言ってたから!」という言葉。

確かに、まったくの経験のないあなたと、すでに一棟の家を建てた経験のあるご友人 を較べたら……、とーぜんお友だちの話は参考にすべきです!
特に、細かな機能や失敗談など、とても貴重な体験です。
ところが時々、「お友だちんち(家)が、こうだったから」と、すべて 確かに、間違いなくその方がイイ!ということもたくさんあります。
でも、お友だちの家では良いと思いますが、この場合はどうか?? というケースも 少なくないのです。
なぜなら、敷地も、間取りも?ザインの系統も、家族構成も、あなたの家とはすべ てが違うわけですから。
ではなぜ私が「おかしい」と思うのか?
経験としか言いようがないのですが、私は少なくとも100棟を超える家作りを経験 させて頂いた中で、本当に色んな失敗をして来ています。「あちゃー!これはマズかっ たなぁ」とか「やっぱり、お客さんを説得してでもこうしておけば良かったなぁ」と いうことを、恥ずかしながら山のように経験、体験して来ています。(^-^;
私に限らず家作りの担当者は、それぞれこのような経験をもとに「やっぱりこれは絶 対にマズイ!」「こうしておくと絶対に後悔しないぞ!」というものを持っているわ けです。

誤解のないように付け加えておきますね。(^-^;

“1棟建てた人”と“100棟建てた人”。

どちらかが正しい!ということではなく、今回紹介させて頂いた話を少ーーしだけ頭 の片隅においておいてくだされば良いのかなと思っています。(^-^;


【おまけ】 “身内の立場で”

“家は一生に一度の人生最大の買い物”。

いい家づくりとは、誰を信頼し、誰の意見に耳を傾けるか。それを自分の中でしっか りと消化しながら、“私の思う家はこれだ!”というものを見つけていく作業ではな いかと思っています。
親、親戚、友人などなど、あなたがもっとも信頼でき気のおけない人を意見はしっか りと聞きましょう。その上で、“私の家はこうしよう!”というものを見つけてくだ さい!

前にもお話しましたが、私が家作りを進めるにあたっては、つねに“お客さんの身内” になりたいと思っています。それが、いい家作りの第一歩だと信じています。お客さ んと私たちとの共同作業。私はこれからも“身内の立場”で“身内の立場”で「それ はおかしいって!」「こうした方が絶対にいいよ!」「間違いないって!」というこ とをハッキリと言い続けようと思っています。(^-^;
またまた生意気な話でごめんなさい。m(_ _)m


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