|
住宅展示場に行ったり、不動産屋さんに相談されたりすると、必ず聞かれるのが、「どれ位の大きさの家(土地)をお考えですか?」という質問。
いきなり「どれ位の大きさ?」って聞かれてもなあ……。
「まだソコまで考えてないし…」
「今のマンションが70m2で…子供達が大きくなって、各個室も必要になるしなぁ…」
「この際、書斎も欲しいし…嫁さんは家事室が欲しいって言うてるし…」(
「和室もいるよな〜 だって日本人だもの…」
で、いったい何坪になるんやろ???
と、なっちゃいますね。
では、簡単に『あなたが、今度、建てたい家は、何坪ぐらいになるのか?』の簡単な計算法を紹介します。
考え方は、いたって簡単です。
それぞれの部屋の畳数を足していくだけ。
例えば、仮に山田さんとしますが。山田さんの場合。
「山田さんの現在のマンション」=3LDKの70m2の賃貸マンションです。
実は、山田さん、土地を買って注文住宅を建てようと考えています。
住宅展示場をあとにした山田さん一家。
早速、記念すべき第1回目の『山田邸新築計画・家族会議』が開催される運びとなりましたので、その様子を少し覗いてみることにしましょう。
「しかし、あの営業マン、いきなり微笑みまくってたよなあ〜」と、山田さん。
「あんたは、顔が引きつってたなあ」と、笑顔で心に突き刺さるひと言を投げる奥さん。
「あのなぁ、よう考えてみ、いきなり『どれ位の大きさの家をお考えですか?』」って聞かれて、答えられるヤツがいてると思うか?」と、問いかける山田さんに奥さんは、あっさり「みんな、答えてはるんやろ!」と。
「アラッ、じゃあキミは答えられるのか?」
「私は、女やもん」山田さん反撃失敗―撃沈。
「まあ、ええわ、必要な部屋数と広さをいっぺん整理してみよか」
と、山田さんが言い終わらないうちに「ユーティリティー3畳」と奥さん。電光石火の反応です。
「・・・・その、『ゆーてれて』って家事室のことやろ?ホンマに必要なん?だって、そもそも家事してませんやん」
「ニワトリが先か?タマゴが先か?の議論になるわね」と、奥さん。
「まず・・・・・家事室=3畳。決まりね」
「このマンションもLDKが15畳なんですけど、コレくらいで良いんですか?」
山田さん、とうとう丁寧語に。
「新しい家では、対面キッチンにするから、ダイニングとリビングを分けて、キッチンが5畳、ダイニングが7畳、リビングが8畳で、合計20畳ね」と奥さんは天使の笑顔。
「あと、リビングの横っちょに和室は絶対いるで!」と、ココだけは譲れない山田さん。
「あんた、タタミでゴロゴロせなアカンもんな。」
「そう云うことじゃあないんだよ、日本人の“アイデンティティ”の問題よ」と、威厳を湛えた表情で山田さんは訴えてみましたが、
「タタミコーナーぐらいで、エエんちゃう」と、ここでもあっさり。
「子供部屋は4畳ずつぐらいかな?」と気を取り直した山田さん。
「ドコの世界に、家建てて、子供部屋を4畳にする人が居るのよっ?子ども部屋は6畳プラス収納×2人分」と奥さん。
「すいません・・・・寝室は?」
「寝室8畳プラス、ウオークインクロゼットが2〜3畳」
「なんや?その、うおーくいんくろぜっとって???」
「衣裳部屋」
「あ、そう。じゃ、書斎が4畳っと」と若干早口で目を逸らしながら山田さんは、果敢にも挑戦してみましたが、
「ショサイ?書斎???・・・書斎って、家で仕事なんかしたことないやん!」奥さんは、本日初めて声を張ってツッコミました。
「できる男と、書斎はセットやねん」
「・・・・・・」
「後は、風呂と洗面所と、トイレぐらいやな」と、一仕事を終えたような満足気な表情の山田さんに、しっかり者の奥さんは、少し補足します。
「玄関と、廊下と階段と、収納も、あっ!そうそう、あとシューズクロークも!」
「しゅーずくろ・・・???」
「玄関の横にあって、靴とかコートとか、その他いろいろ収納できる納戸!」
「・・・・いるの?」
「い・る・の・っ!」
と、こんな調子で、記念すべき、山田さんの家族会議は無事?一応の成果を収めました。
さて、山田さんの家は、何坪になるのでしょうか?
次回へつづく
|