ひと言で言うと、地面(土)を触る工事は高いのです。
費用のことだけを考えると、建築地はお隣さんや道路との高低差のない平坦な土地が安上がりになりますが、そうそうウマくはいきませんよね。
住宅の造成工事は、一般的に、『土のスキ取り』『盛土』『ヨウ壁』の3つになります。
先ず、スキ取り工事。簡単に云いますと、土を掘って捨てる工事のことです。
例えば、道路よりも土地が高い場合などに、ガレージやアプローチ(門から玄関までの階段)部分の土を掘って捨てないといけないですね。
この処分費用も含めた工事費用のことを云います。
☆工事費は、このスキ取り工事だけを単独でする場合がほとんどないので、ご説明するのは難しいのですが、1立方メートル(1m3)あたり1万円ぐらいのイメージですかね。(う〜〜ん。どうかな?処分する量によってもう少し・・・・)
次に、盛り土工事(客土とも云いますが)。スキ取りとは反対に、よそから土を持ってきて埋める工事ですね。
これは、イメージしやすいですよね?
地盤の高さを上げたいときに、する工事ですね。
ただ、土だけを埋めて、上から押し固めても、必ず地盤が下がっていきますので、凝固剤というモノを混ぜて埋めるケースが多いようです。
☆工事費は、スキ取り工事と同じようなイメージです。
最後に、ヨウ壁工事。コレが要チェック!です。
隣地や道路と高低差がある場合に、高い方の土地の地盤が崩れないように(小さな土砂崩れのイメージですね)鉄筋コンクリートなどの壁を作る工事です。
この土留めの壁を『ヨウ壁』といいます。
☆工事費は、高さが1mのヨウ壁で、1mあたり7万円ぐらいのイメージですかね。ヨウ壁の高さによって、その金額は変わります。
さらに要注意なのは、既に古いヨウ壁がある場合です。
(石積みやブロック積みなどのケースが多いのですが)
古かろうがナンだろうが、そのヨウ壁が既にあるのですから、それでOK!とフツー思いますよね?しかし、ダメなケースも多いのです。
理由はそのヨウ壁の強度が確認できないから。です。
『強度が弱いから』ではなく『確認できないから』になります。
「確認できないって、確認してよっ!」って感じですよね。
しかし残念ながら、既存ヨウ壁を解体して新たにヨウ壁を新設せねばなりません。ヨウ壁費用プラス解体費用ですね。
状況によっては、ヨウ壁をやり替えずに、建物を“地中杭”で支えて、古いヨウ壁に圧力を掛けない方法もあります。
高低差の高い土地なら、ヨウ壁費用も莫大になりますので、“地中杭”の方が、工事費は安くなりますが、現実問題として、ヨウ壁が古い場合、その強度は重要ですので、十分な検討が必要になります。
(※参照:価格の秘訣・第話「おいおい、そんな予算は考えてないぞ!」)
※この造成工事に関しても、他の項目同様に工事費の一応の目安をご説明しましたが、実はあまり自信がありません。
土の処分や、客土みたいな工事は、一応の単価はありますが、その実、トラック一杯でナンボ!みたいな土木工事の範囲なので・・・・
意外に高いぞ!ぐらいの感覚で、あまり当てにしないでください。
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