理想の家から考える土地探し 06
土地の方位と形によって決まる!外観と間取り 04


南向き1ブロック
南向きの最後になりますが、市街地などで、間口の狭い土地の場合です。
土地の間口もココまで来ると、寸法が非常に重要になります。
以前に「土地の寸法が、たった30cm短いだけで、間取りが台無しになることもあります」とお話しましたが、今回のケースが、まさにその台無しになるパターンの最たるものです。
プランを見てみましょう。


イラストL 南向き1ブロック
1F床面積 56.30m2(17.03坪)
想定土地面積 93.90m2(28.40坪)
↑クリックで拡大します。


このプランは、玄関の幅が2P(=1m82cm)で、お部屋の幅が4P(3m64cm)のいわゆる"6P間口のプラン=3間間口の家"ですが、玄関も部屋も出来れば最低限この幅が欲しいところです。
もちろん、部屋の幅を3P(=2m73cm)にして5P間口のプランにすることも、可能ですが、この1P(=91cm)の違いが、部屋の圧迫感を大きく変えてしまうのです。

この6P間口のプランに必要な土地の間口は、壁面後退が50cmの土地の場合、6m66cm以上になります。
この、土地の間口6m66cm以上という数字は、ぜひ覚えて置いて欲しいと思います。
また、土地の面積を想定すると、ガレージは1台として、30坪ぐらいになります。

しかし、既に取得されている土地の間口が、さらに狭いぞ。と云う方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんな場合は、お隣さんにお願いして、民法で定められている50cmの外壁後退を25cmにしてもらったり、さらに1cm単位で建物の寸法を調整したりします。
(※但し、壁面後退が1mや1.5mの場合は、民法ではなく都市計画法になりますので、お隣さんの承諾があっても縮めることはできません)

ただ、外壁後退が50cmに足りない場合は、以前にご紹介した『狭所作業費用』が別に必要になります。


と、いうことで、以上 南向きの土地を想定して、その間口のサイズ別に各々の代表的なブロックプランをご紹介してきました。繰り返しになりますが、今回ご説明したのは、ブロックプランの基本となる考え方です。
言い換えれば、まだまだこれは"入門編"です。

実際に、ハウスメーカーや工務店さんが提案するプランは、今回ご紹介したようなステロタイプのプランではないでしょう。
住宅屋さんは、実際の日当たりや、その土地特有の立地条件、また、ご予算や外観デザイン、そして皆さんの わがままいっぱいのご要望などをいったん全て呑み込んで、スキあらば独自の提案も盛り込みつつ全体のバランスを考えてプランニングをしていきます。

しかし、間取りの基本となる考え方を理解できていなければ、住宅屋さんの提案もその良し悪しをジャッジすることができません。

そして、足し算、引き算を先に理解できていなければ、掛け算、割り算を理解できないように、"あなたの理想の家"にたどり着く為には、基本をしっかり理解しなければなりません。

少しずつ難しくなってきますが、まずはこの入門編は、じっくりと読み返しながら理解をしておいてくださいね。
では、引き続きこの後も≪第3章・理想の土地探し≫をご笑読いただければ嬉しく思います。



■1P=91cm
半間(はんげん)=91cm1間(いっけん)=1m82cm
半間×1間   =1畳1間×1間   =1坪
91cm=1P(いちピー)と覚えておいてください。


理想の家から考える土地探し


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