理想の家から考える土地探し 16
プライバシーの観点から見た土地


最近は、2台分のガレージをご希望されるケースが多くなってきましたが、その影響もあって、“オープン外構”が主流になっています。
また、防犯の面からも死角を作らない外構が有効なのもその一因になっているようです。

オープン外構とは、道路との境界線上に塀やフェンスなどを設置せずに、オープンにしておくデザインの外構のことです。

で、新居に住み始めて、ハタと気付いてしまうのが、この“プライバシー”。
外部からの視線の問題です。

特に気を付けないといけないのが、南向きの土地です。
南向きで高低差のない土地は、道路からお庭も家の中もしっかり丸見えになってしまいます。

「素敵なお庭を眺めながら、優雅にアフタヌーンティーを楽しむのが、なんと云っても一戸建てのダイゴミよねえ〜」

ところが、前の道を歩く人の視線が気になって、結局ず〜〜っと、レースのカーテンは引きっぱなしなんてことに。(泣)

また、季節の良い休日は、お庭でバーベキューをすることを楽しみにしていても、ナンセお庭も道路から丸見えですからぁ・・・・・。
ご近所で、『バーベキュー好きの○○さん』と評判になること請け合いです。

反対に、北向きの土地の場合は、間取りを想定したときに、お部屋が北に面することになったとしても、おそらく腰高の窓が1つ付く程度でしょう。

1階の床の高さが、地面よりも60cmほど高くなりますから、土地の高低差がなかったとしても、その腰高の窓の下端は、道路から見ると1m60cmぐらいの高さになります。
つまり、外から見た場合、ほぼ天井しか見えなくなります。
(『天井しか見えない』は、ちょっと大げさですが)

その腰高の窓が、もし洋室の窓なら、もっと窓の高さを縮めて、横長の窓にしても構いません。

そして、お庭のプライバシーも家自体が、道路からの視線をブロックしてくれますので、ウッドデッキなどを採用して、リビングと庭に一体感を持たせる設計も有効になるでしょうし、安心してバーベキューもできますね。

と言う訳で、北向きの土地は、プライバシー確保には最も優秀な土地であることになります。

次に、東向き・西向きの土地の場合ですが、
家の中のプライバシーに関しては、北向きの土地とほぼ同様です。
お庭に関しては、横からお庭が見えてしまうイメージになりますが、外構工事などで、視線をブロックする工夫もできます。

プライバシーに関しては、西向き・東向きの土地は、北向きの土地にはやや劣るものの対応しやすいといえるでしょう。


■眺望
最後に、眺望に関して、一言だけ。
僭越ながら、個人的な嗜好を申し上げさせて頂きますと、夜景や緑がたくさん見える眺望とか、リビングやダイニングの窓から、余計なものが見えない立地条件の土地に、私はとっても惹かれます。
往々にして、そんな土地は、キツイ坂道があったり、家に入るのに何段も階段を上ったりしますが、ドンドン世知辛くなっていく世の中で、そんな癒しのある家も良いなあ と思ったりする今日この頃です。


■1P=91cm
半間(はんげん)=91cm1間(いっけん)=1m82cm
半間×1間   =1畳1間×1間   =1坪
91cm=1P(いちピー)と覚えておいてください。


理想の家から考える土地探し


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