要望を整理しよう! 〜まず、あなたの要望を明確に!

マンションや建売り住宅を買う場合は、その現物を実際に確認してみて、気に入ったのか? 気に入らなかったのか?で、買う買わないを判断すれば良いのですが、では『注文住宅』の場合はどうでしょうか??

『注文住宅』とは、その名の通りオーダーメイド住宅のことですから、コチラの希望予算や間取り・外観などの要望を住宅屋さんに伝えて、個別設計をしてもらうという進め方が一般的になります。

ということは、住宅屋さんにアプローチする前に、ある程度コチラの予算や間取り・外観などの“要望”をあらかじめ整理しておく必要があります。

ご予算については「安くて良い家」に越したことはないのですが、それも度を越すと〈第1章・安い家の理由〉でご紹介したような落とし穴にハマったりしますので、気を付けたいところです。

また、ご予算については〈第2章・資金計画〉のパートで『希望予算と現実予算』のお話を軸にご説明していますので、そちらをご参考にして頂くとして、

さて、“間取りや外観の要望”と一口に言っても、どのようにその要望を整理すれば良いのでしょうか??

この第4章では、住宅屋さんに相談される前の段階で、我が家の設計に対する要望の整理の仕方のヒントとなるお話をさせていただこうと思います。

本題に入る前に、この段階で、『家づくりノート』を一冊作って頂くことをお勧めしています。注文住宅の場合は、施主であるあなたにもやるべき仕事が山のようにあります。
我が家の設計に関するアイデアを思い付いた時に、住宅に対する疑問や確認をしておきたいことなどを思い付いたときに、その都度メモったり、住宅雑誌を見ていて気に入った写真などを切り抜いて挟んでおいたり、家具の寸法を控えておいたりと、想像以上に役に立ってくれます。
マイホームの計画中は、いつでも誰でもがメモれるようにノートの置き場所を決めて活用して下さい。
ちなみにノートはどんなタイプでもOKですが、もし新しく買われるのなら5mm方眼のノートがとっても便利です。


1.建築地の性格を知る(第3
章の再確認)

住宅展示場や住宅雑誌、あるいはご友人宅などで、「まあ素敵」とか、「な〜るほどこれはグッドアイデア!我が家を建てるときには参考にするぞ」などと思っていても、ご自分の土地とは、方位や大きさなどの立地条件が違うはず。

例えば、南向きのモデルハウスを見て「ウチの家もこんな外観にするぞ!」と思っていても、あなたの土地は北向きかも知れません。
或いは、西向きの土地に新築されたお友達のお家を見て「この間取りだと家事動線が使いやすいわね。ウチもマネしちゃおう」と思っていても、あなたの敷地は東向きかも知れません。
或いは、住宅雑誌などで紹介されている玄関脇の“シューズクローク”を見つけて「ウチも娘が2人いるから、普通の下駄箱だけでは足りないわ!このシューズクロークは絶対採用!」と思っていても、土地の形や寸法がこのシューズクロークを許してくれない場合もあります。
或いは、「“吹き抜け”なんて、建築コストもスペースもムダだし、暖房費用もかさむから不必要!」と思っていても、実際の日当たりを確認すると、吹き抜けがないと1階のリビングやダイニングが暗くなってしまうかも知れません。

既に第3章で、土地の性格と家の間取りや外観には密接な相性があることをご説明しましたが、既に土地をご用意されている方は、土地の性格によって、家の間取りや外観がある程度拘束されることを覚悟しなくてはなりません。
言い換えれば、土地の性格に合った間取りや外観を“知る”ことが第1ステップになります。

既に土地を持っていらっしゃる方は、《第3章》で、ご自分の土地の性格をシッカリ再確認してみてください。そして日当たりや風通し、プライバシー、眺望などのチェックも忘れないでくださいね。

また、大手住宅メーカーさんなら、土地の方位別のプラン集を用意されている場合も多いので、それらのカタログを資料請求して、代表的なプランを確認するのも有効かも知れません。


《冷静になって判断をする》

さて、ここで重要になるのが、序文でご紹介したように
『あなたのご要望』と『土地の性格』が相反することになった場合です。
そうなると、トーゼンどこかに大なり小なりのムリが生じる事になります。
そんな場合には、『その要望の実現』と『そのために生じるデメリット』をレーセーに天秤に掛けてほしいと思うのです。
経験上、そんな場合には得てして、皆さん視界が狭くなってしまって、最初の要望に固執されるケースが多いように思います。

その要望の優先度合いにもよりますが、デメリットが大きい場合には、思い切ってその要望を諦めることも大切になるかもしれませんよ。
ただ、そのデメリットというのが、住宅屋さんの設計力不足からくる場合もありますので、その判断は難しいところではありますが・・・・

そして、悲しいお知らせですが、多くの営業マンや設計マンは、基本的には『他人の家』と割り切っていますので、「そのご要望を実現すれば、こんなデメリットが生じますよ」と、あえて苦言を呈してまで、商談を長期化させるよりも素直にあなたの要望通りの設計を提案して、そのデメリットには知らん顔を決め込んだりします。

そんな担当者に当たると、そのデメリットに気付かない場合すらありますので要注意です。
仮に、家が出来た後にあなたがその失敗に気付いたとしても、そもそもあなたが要望した設計なので、後から文句を付けられないことを彼らは経験的に知っている訳です。
そうならないためにも、親身なって家づくりを手伝ってくれる担当者との出会いは何よりも重要になりますね。





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