2.生活スタイルと生活リズムを再確認する。

■ご家族の生活動線を再確認する
まず、ご家族全員の生活動線を再確認してみましょう。意外に無駄な動きが多いことに驚かれるかもしれません。
今のお住まいが、マンションやハイツなどのワンフロアー形式のお住まいなら、あまり気にならなかったかも知れませんが、次のマイホームは、2階建てや3階建てになるでしょう。ですので、階段の昇り降りも想像しながら確認してみてくださいね。

例えば、平日の朝の時間帯をチェックしてみましょう。
ご主人やお子さん達は、朝起きて、洗顔、食事、トイレ、着替えをしてお出掛けします。
季節の穏やかな時期は、自室で着替えをされると思いますが、暑い時期や寒い時期は、冷暖房の効いているダイニングやリビングにワザワザ洋服を持ってきて、着替えたりしませんか??
特にお子さんがまだ小学生くらいなら「ママー洋服だして〜〜」って。
そして、リビングに残される色とりどりのパジャマたち・・・・

合理性を追求するなら、いっそ1階にご家族全員の衣裳部屋があったほうが便利かもしれませんね。
お洗濯した衣類も一気に片付きますしね。 ちょっと、極端すぎますか?
少なくとも中学校に上がるぐらいまでは、お子さん達の普段着の収納場所は、1階に確保した方が便利そうですね。
暑い時期、寒い時期のエアコンも同様に節約できますしね。

ご家族が多かったり、朝の外出時間が重なるご家庭は、トイレや洗面所が混雑しませんか??(将来的に混雑が予想されませんか?) お子さんが2人以上のご家庭ならトイレ2ヶ所確保が原則です。

逆にお子さんがお一人でご主人と朝の外出時間がズレているなら、トイレや洗面は1つずつでいいかも知れません。
使う頻度が少なくてもお掃除はしないといけませんもんね。

次に、帰宅時のことを思い出してみましょう。
カバンやランドセルや上着やコート・・・・財布にケータイにキーホルダーetc.etc

ママは毎日「早く部屋に持って上がって着替えて手を洗ってきなさいっ!」
子供は「ハーイ♪すぐ持って上がるう」と言いながらもリラックスモードに。


■家事動線について
共働きなのか? 専業主婦なのか?
奥様がお勤めをされているのか、否かで“家事動線”の優先順位は変わるかもしれませんね? いかがですか?

失礼しました。専業主婦の方は、少しムッとされたかも知れませんね?
いずれのご家庭でも主婦にとっては、家事動線は重要な要望事項であるのは間違いないのですが、ここで言いたかったのは“優先順位”の問題です。

例えば、間取りにおいて“家事動線”と“日当たり”がケンカをした場合を想定してみましょう。
土地の立地条件の都合で、日当たりに対してベストな部屋配置と、家事動線が両立しない間取りの場合、どっちを優先するのか? です。

“奥様がお勤めをされているご家庭”の場合は、平日の日中は家に誰も居ないワケですから、日当たりよりも家事動線が優先することもあると思います。

逆に“専業主婦のご家庭”は、多少 家事動線が長くなっても、日中の日当たりの方が優先するのではないでしょうか?

もちろん一般論です。忙しい専業主婦の方もいらっしゃるでしょうし、比較的ゆっくりした勤務シフトの方もいらっしゃいますでしょうしね。

さて、お勤めをされている主婦にとって、朝の出勤前の貴重な時間をいかに無駄なく効率よく家事をこなせるかは、家づくりの重要なテーマになますね。
もちろん、朝だけではなく、夜の帰宅後の家事も同様でしょう。

具体的にココで言う“家事動線”とは、『ダイニングキッチン』と『洗濯機』と『物干し場』の動線のことを言います。

そうなのです。『洗濯物干し場』も忘れないで下さいね。重要な家事動線の一部です。
悲しいかな、住宅の営業マンも設計マンも男性が多いので、“キッチン⇔洗濯機の動線”は考慮しても「洗濯物干し場はあとから適当に考えてください」と何故かあっさり切り捨てられるケースが多いのです。

今度の家は、今お住まいされているマンション(?)とは違って、2階建てか、3階建てになります。
では、洗濯物はドコに干しますか?
お庭ですか? 2階のベランダですか?

洗濯機は、1階の洗面脱衣室に置かれますよね?
2階のベランダに干されるのなら、毎日、洗濯カゴを持って、階段を昇り降りしなければなりません。 そのうち階段から滑り落ちますよ。

お庭に干されるのなら、洗濯機から物干し場までの動線をスムーズなものにしたいですよね。ただ、洗濯機は家の北側に置いて、干し場は南側のお庭になる場合が多いでしょうから、動線が長くなるのは、ある程度しかたないですね。

それと、梅雨時や冬の寒い時期の洗濯物は乾かなくて困りますよね。
そんな時期は、『部屋干し』が多くなるのではないでしょうか?

衣類乾燥機や浴室暖房乾燥機などの既製の乾燥機もありますが、衣類が縮んだり、時間が掛かったりします。

そこで、洗面脱衣室を少し広いめにして、物干し金物をつけて『室内干し場』を作っておくと、お洗濯のストレスから開放されるかもしれません。 更に市販の除湿機(お部屋用の除湿機です)を入れると部屋が狭いですから、驚きの乾燥力を発揮してくれるそうです。
さらに究極を求めるなら、少し贅沢ですがエアコンを入れると室温が上がるので、鬼に金棒です。


■衣類の収納は??
ご家族がお風呂上りに着られる下着やパジャマはドコに収納されますか?
各々の個室のクロゼットですか? 一階の和室の押入れ?
それとも、洗面脱衣室にクロゼットを設けて、一括して収納されますか?

スペースに余裕があれば、下着やパジャマなどは、やはり洗面室に収納を設けたほうが便利そうですね。
下着やパジャマの収納、そして室内干し場など、『洗面脱衣室』の設計が、家事の強い味方になってくれそうですね。
更に、造り付けのカウンターを設置できれば、洗濯物を畳んだり、アイロン掛けもできるので、パーフェクトではないでしょうか。



次回は、家族の核とも言える「キッチン」についてお話していきます。




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