3.要望を整理しよう!
いま住んでいる家の不満をピックアップする

そもそも、今の家に不満があるから新しい家を建てる訳ですから、当然といえば、当然過ぎるテーマですね。しかし、長年お住まいをされていると、最初に感じた色んな不便さにも、いつの間にか慣れてしまって、その不便さが当たり前になっていることも意外に多いかもしれません。
逆に、口癖のように毎日「不便だわ、不便なのよっ!」とボヤイていても、具体的にドコがどう不便なのか? と改まって考えてみる。
ここでは、今のお住まいの不満点をしっかり総ざらいしてみましょう。
単純なところでは、
今の家が古い⇒地震が来たら反射神経だのみで、10秒以内に屋外へ避難!
今の家が暗い⇒ダイニングやリビングが朝から電灯をつけないとイケナイ。
今の家が狭い(部屋数が足りない)⇒次男が中学校に上がると、誰かが食卓の下で寝なくちゃいけなくなる。

失礼しました。3番目の『今の家が狭い』は、我が家の状況をご紹介してしまいました(泣)

このような古い、暗い、狭い。といった基本的なご不満は分かりやすいのですが、このパートではもう一歩踏み込んで考えてみたいと思います。


■収納が足りない!!
「収納がたくさん欲しい!」ほぼ例外なく、全てのお客様からお聞きするお言葉です。

一般的には、床面積の10%程度の収納があればOK。と言われたりしていますが、ほとんど参考にならないと思います。(てか参考にしちゃダメだと思います)
“一般的”で我慢できるなら、そもそも注文住宅を建てる必要はありません。

では、具体的にどうすれば良いのかと言いますと、たいへん面倒クサイ作業で恐縮ですが、
  1. 収納したいモノの量を確認する。
  2. 収納したい場所(便利な収納場所)に振り分ける。
  3. 必要な収納(物入れ・クローゼット)の大きさを決める。
収納したいモノといえば、雑多なところでは、救急箱、裁縫箱、アイロン、ミシンやデジタルカメラに8ミリカメラなどなど、あと、お子さんが小さい時期には、おもちゃ。
おもちゃのボリュームって以外にバカにできませんよね。
プラレールや○○戦隊△△レンジャーのロボットや武器、リカちゃんハウスやシルバニアファミリーのかさばること、かさばること。

かさばると言えば、アウトドア用品やスキーにゴルフに釣り道具。
コタツにストーブ、扇風機。
ポテンシャルの高い(?)おじいちゃん・おばあちゃんがいらっしゃるご家庭は、ひな人形、五月人形に鯉のぼり。

その他にも、毎日溜まっていく古新聞。冬布団に毛布にマットレスに座布団。
いただき物のピエールカルダンのタオルセット。

また、毎日のように掃除機かついで、階段を昇り降りするのは、ちょっとねえ。
2階にも掃除機やモップなどの収納も欲しいところです。

ザッと思い付くだけでもコレだけあるのですから、本気でチェックするとなると気が遠くなりそうですね。ホント収納がいくらあっても足りそうにありません。

収納したいモノがリストアップできたら、次は収納したい部屋に振り分けをします。

適材適所の収納が理想的だということは、皆さんもご存知の通りです。
注文住宅の収納計画は、まさに適材適所に収納を作ることが肝要になります。

食品の買い置きは、キッチン内の食品庫(パントリー)に。
下着やパジャマなどは、洗面室の収納に。
寒い時期のコートやジャケットは。1階に共用のクローゼットを。
救急箱や裁縫箱、お子さんのおもちゃは1階のファミリースペースに。
ビデオテープやDVD、CDはリビングに。
雛人形やアウトドア用品など重くて大きなものは、1階に納戸があれば便利ですね。

少なくとも1階に必要なものを2階の子供部屋のクローゼットに仕舞わなければならない。というようのことは避けたいところです。

そして、最後に各々の収納に必要な大きさを検討します。

このように注文住宅においては、収納計画も重要なテーマになるのですが、しかし、収納が多いに越したことはないと言っても、片方には予算があります。

収納を増やすと、その分家の面積を拡げることになりますので、タタミ1畳分の収納といえどもコスト換算すると、30万円程度掛かることになります。
さすがに30万円を投入して、不要なモノを収納するのは、もったいないですね。
これを機会に不要なモノは処分したいところです。

以前に子供部屋を、必要になる時期まで納戸として使うパターンをご紹介したことがありますが、それも1つの妥協案になると思います。
或いは、お庭に余裕があるなら、屋外ストッカー(ヨド物置)も費用的には有効でしょう。

逆に屋根裏収納庫は、モノを持ってハシゴを昇り降りすることになりますので、大変危険です。誰でも年を取っていきますもんね。

最後に、
収納は体積よりも面積、奥行きよりも幅が重要です。
最近、ウオークインクロゼットやシューズインクロークなど、人が入り込むタイプの収納が、なぜかお客さんに喜ばれたりするのですが、場合によっては、その人が入り込む部分の面積が無駄になります。
また、収納するモノが細かいモノだったりする場合には、奥行きが浅い収納の方が使い易いのは当然ですね。

そんなことも考えながら、各々の収納に必要な奥行きや幅、高さなどを検討することが出来れば、パーフェクトです。
(とは言っても、さすがにちょっと面倒な作業ですね。実践できなくても1つの考え方としてご理解いただければうれしいです)


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