第六話 あなたの家の設計者はいずこ?

すでに、いくつかの住宅会社と話をしてみたことのある人はおわかりかと思います が、ズバリお聞きします。
これまでの二度三度の打合せの中で「設計者」という人は出てこられましたか?
「いやいや、まだそんな段階じゃないから」とおっしゃる人もいるかもしれません。
が、そのままどこかの住宅会社さんと契約書を交わし、プランが検討、決定され、工事にかかる、やがてピカピカの家が完成してメデタク引き渡し。その間一度も実際 にあなたの夢のマイホームのプランを設計した設計士さんやデザイナーに会うことが なかった、なんてこと、少なくないのですよ。

「まさかぁ。そんなことはないだろう!」と思われる人がほとんどかと思いますが、本当の話なのです。
試しに、黙って担当者との話を進めてみてください。そうそう簡単に出てきませんて。
悲しいかな、言わにゃあナランのです!
「設計を担当する人とお会いして、お話しがしたい!」と言わにゃあ、出てこんのです!
情けない現実だと私は思っています。

もちろん、あなたの家の担当になった営業マンが窓口になって、いちいち設計者と 話をしなくても的確にあなたの思い描くプランは提案してくれるし?きなり設計士 さんなるものがやって来てコムヅカシイ話を聞くのはゴメンだ、と思っている人にとっ てはそれもいいでしょう。また、優秀な営業マンなら、むしろヘタな設計士なんかよ りもずっといいプランを提案してくれることがあるのも事実です。

でも、「この人で大丈夫?」とか「うちの家はいったいどんな人が設計してくれる んだろう?」なんて思いませんか? 私なら思います。

「やっぱり自分が一生暮らす家を設計してくれる人がどんな人なのか見ておきたい し、設計者ならではのメッチャ素晴らしいアイデアなんかも聞けるんじゃないか?」 などと絶対に思ってしまいます。私なら。

もちろん、一度設計担当の人と会った上で「やっぱり営業のヤマダ君の方が気軽に 話しやすいし、何でも相談できるし、ちょっとステキだし、これからもヤマダ君に来 てもらうワ」ということであればそれで良いと思うのです。

でも逆に、設計者の立場からいっても、私は「自分が設計する家にどんな人が、ど んな風に暮らして、新しい家でどんな生活をしたいと思っているのかを直接お話して 感じないことには、いいプランなんて作れないなー。ボク才能ないし……」と強く思っ てしまうのデス。

最終的に「やっぱりワタシは営業のヤマダ君一筋ヨ。アナタさえいればワタシはシ アワセ」ということになるのか……。でも、「たまにはちょっとムサ苦しいタカラ君 のような設計担当者の話も聞いてあげてもイイカモ」……となるのか。
どちらを選ぶのかはあなたの判断にお任せするとしても、これから何十年も暮らす あなたの大切な家を作るのですもの、やっぱり一度はあなたの家を設計する人と話を してみた方が……、と思うのですが、いかがでしょう?



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