もう何度もお話していますが、あなたも、うちの営業マンも、プランづくりという
と、「間取り図」。つまり「平面図」とにらめっこしている時間が多すぎるように思
うのです。
最初の打合せで、お客さんが自分でしっかりと書いた平面図を見せられることもし
ばしばです。それは、決して悪いことではありません。
ただ、気をつけてほしいのは、それを受け取った営業マンや、設計担当者の意識が、
いつまでも、その平面図から離れないでいることなのです。
平面図は、「平面」です。って当たり前ですが……。家は、平面ではありません。
これもいわずもがな。
何が言いたいのかというと、お客さんが作ったものにせよ、住宅会社が作ったもの
にせよ、最初に書いた平面図にとらわれ過ぎてしまうと、プランの拡がりがなくなっ
てしまう傾向にあるということなのです。
どうしても、その形の中だけで、あーでもない、こーでもないとやってしまう。そ
うすると、検討できる範囲も限られてきちゃう。で、その中で解決できない問題は、
妥協せざるを得ない。これはもったいない。
例えば、私の場合は、こんな風に考えていきます。
まず敷地のカタチを頭に入れて、出来上る家の全体像を想像してみる。土地の形状
や道路の位置はもちろん、周辺の環境やそこに住む人たちの生活などの要素をアタマ
に入れ、家の全体像をイメージしていくのです。で、そのイメージをスケッチしてみ
る。
そして、そのスケッチから、平面図を作っていく、という流れで考えていくのです。
こうすれば、部屋の配置なんかで問題が出てきて、解決できない場合は、その全体
像を一回壊しちゃう。で、またあらためて違った家の全体をを描いてみる。
すると今度は、部屋の配置もまったく違ったものになる。で、あたらめて、その平
面図をチェックしていく。そんな作業をくり返しているうちに、ぜーんぜん違った間
取りができたりして、意外な発見もあったりするのです。
自分でも、間取り図を書いてみることは良いことです。でも、それにとらわれ過ぎ
ないように。そして、間取り図を書く前に、ちょっと家の全体像をイメージするよう
にしてみてください。そうすれば、まったく違ったプランや思いもかけない素敵な空
間に出会ったりできかもしれません。
え? しろうとが全体像をイメージしても、平面図にはできない?
確かに……。
そんなときは、まず家の全体のイメージを作ってもらえばイイのです。設計士さん
に。または、あなたが描いた全体像を、設計士さんにカタチにしてもらえばイイのデ
ス。
くれぐれも、平面図だけで、家を考えないように。
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