第十三話 二世帯住宅 こんな苦労はさせないで!

二世帯住宅のプランづくりのお話。
今回は、二世帯住宅のプランづくりのついて営業マンの視点から、ひとつ。

私が二世帯住宅のプランをお手伝いさせて頂く中で、まずポイントとして見るのは、 「同居するのがダンナさまの親なのか、奥さまの親なのか」ということ。
それによって、プランはまったくもって違ったモノのになってくるからなのです。

結論から言うと、奥様側のおとーさん、おかーさんとの同居の場合の方が、計画は スムーズに進むことが圧倒的に多い。
どーしてそーなるのかと言うと、実際、家のプランのことを進めていくのは、おお むね女性軍。で、実の母と娘ですから、どこまでスペース(お風呂・台所・居間など) を共用して、どこからそれを別々に分けるのか?ということを、遠慮なく母娘間で事 前に話をして、ちゃーんと「ね、そうしましょ!」なんて決められるケースが多いの です。また、キッチン・風呂・リビングも共用にして、「一緒に使いましょうね!」 ということも。
つまり「女性軍主導の家づくり」。

なぜなら、マスオさんは、会社から帰って風呂は言って寝るだけなので……。なん て冗談はサテオキ。

と、こういう場合は、私たち営業マンもあまり苦労はしないのデス。

さて、ムツカシイのが、ダンナさまの親との同居の場合。

ダンナさまのおとーさん、おかーさんも、奥さまもお互いに遠慮して言いたいこと が言えず……、かといって、長年一緒に住みつづけることを考えると、ガマンもした くない、なんてことで互いにギクシャク。

このままだと、プランづくりは進まない。そして、何よりもその家に住む家族がみー んなギクシャクしたままで、かつみんなにとって使いづらいものになってしまいます。

こんな時、どーするのかと言うと。私の場合。

この場合は、思い切って、まず最初に「完全二世帯」(玄関やお風呂、洗面、キッ チンなどの水廻りをすべて2つづつ作る。)を勧めるところから始めるのです。
どれだけ仲の良い嫁姑でも、長い人生の中ではお互い機嫌の悪い時もありますよね !?いえいえあなたのお宅の話ではなくて、一般論デス。

「そりゃ、全部2つあった方が、これで万事すべて丸ぁーーーるく納まる!」

でも、ちょっと待ってください!

そもそも、予算がない、もしくは限られた予算を上手く使おう!ということで、二 世帯住宅にしようとしたわけで……。これでは本末転倒になりますね。

で、こんな場合、私の場合。
まず、家族のみんなが集まった打合せの翌日に、必ず、ダンナさまのお母さんと、 奥さまに連絡を入れるようにしています。ポイントは、お父さんと、ご主人がいない 時であること。

で、「昨日は時間も限られてましたので、お聞きし忘れたことはなかったですか?
台所・お風呂なんかは共用でよろしいですか?」などと、お聞きするのです。でき れば、訪問して、お顔を拝見しながら。

つまり『個人懇談』!

で、そこで、初めてそれぞれ、本音に近い要望が出てきたりするワケです。時には、 グチなんかも交えながら……。

この『個人懇談』は、プランづくりの過程で延々延々と続きます。
で、個別にお聞きした要望を、双方と予算のバランスを取って、プランを作り上げる。

もちろんそのプランは、「誰それの意見を取り入れて……」なんてことは口が裂け ても言いません!

あくまでも、『ワタクシいち営業マンの提案』というカタチで。

それで、ようやく『みんなの二世帯住宅』が完成するのです。

ふぅ。タイヘンです。私たち営業マンにとっては。

と、このような苦労はない方がイイ!
といっても、私の仕事が増えるからこんなことを言っているのではないのです。

やっぱりみんな一緒に生活して行くのですからぁ!せっかくの機会なのですからぁ!
マイホームづくりをきっかけにホンネをぶつけあって、みんなでイイ家作りましょうよぉ!



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